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SNS広告の専門用語を基礎から解説!

DX推進

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大手広告代理店電通の調査*1では2021年の日本の広告費において、インターネット広告が年々拡大していることが報告されています。中でも前年比134%と大きく伸長しているのが「SNS広告」です。
消費者はスマートフォンやPCでインターネットに触れる時間が増え、特に動画や画像を共有するSNSの流行も重なり、その重要性はますます高まっています。

今回はSNS広告・SNSマーケティングを行う上で欠かせない専門用語の基礎を改めて解説させていただきます。今後新たにSNS広告に取り組もうと思っている方は是非参考にして頂ければと思います。

*1:「2021年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」
https://www.dentsu.co.jp/news/release/2022/0309-010503.html

鈴木脩一

鈴木脩一

研究員/広報

調査概要


マーケティングの手法



SNSならではのマーケティング手法として「インフルエンサーマーケティング」と「アンバサダーマーケティング」の2つがあります。

インフルエンサーマーケティング


「インフルエンサーマーケティング」とはSNSにおいてフォロワー数が多く、影響力の高いユーザー(インフルエンサー)と連携しながら実施するマーケティング手法です。日頃インフルエンサーの投稿に興味・関心を持って閲覧しているフォロワーに向け、日々の投稿の中で自然な形で訴求します。
フォロワー数の多さは勿論指標の一つですが、そのインフルエンサーのフォロワーの属性がターゲットと関連性があるかを見極めることも重要と言えます。

アンバサダーマーケティング


「アンバサダー」は直訳すると「大使」「使節」を意味する言葉です。本来はその国やコミュニティの魅力やメッセージを伝え、発信する人として使用されてきました。現在、SNSにおいては主に特定のサービスや商品の熱狂的なファンを「アンバサダー」と呼んでいます。このアンバサダーが積極的に情報を発信するように連携する手法が「アンバサダーマーケティング」です。

インフルエンサーマーケティングとアンバサダーマーケティングでは、それぞれ解決したい課題によって選択する必要があります。
一般的に、即効性や新規での認知を広めたい場合には影響力を重視した「インフルエンサーマーケティング」、中長期的にブランドや認知を浸透させていきたい場合には「アンバサダーマーケティング」が適しているとされています。



広告の形態



SNS広告の出稿を検討する際には「インフィード広告」や「ディスプレイ広告」という方法を抑えておく必要があります。

インフィード広告



インフィード広告とはフィード内つまり、ユーザーのタイムラインの中に表示される広告です。メリットとしては、他のフォロワーの投稿と同じく自然な形でユーザーに表示されることが挙げられます。また「広告感」が薄くなるため為、興味関心がまだ低い潜在層にも自然なアプローチが可能な広告です。

ディスプレイ広告



それぞれのSNSが設定した広告枠に表示させるのが「ディスプレイ広告」です。
You TubeやTwitterのサイトにアクセスすると、タイムラインとは別に画面の上段や右に表示される広告があると思います。これがディスプレイ広告に該当します。「ディスプレイ」が示すように看板のように範囲が広く、より多くのユーザーに一気に認知させることが可能な広告と言われています。



効果測定にかかわる用語



SNS広告に限らず、インターネット広告で重要なのが効果の測定です。費用対効果にも関わる効果測定に際してポイントになる用語をいくつかご紹介します。

インプレッション数(imp)


広告が表示された回数を表します。まずはユーザーに対して広告が表示されない限りは意味が無いため、まず追いかけるべき数値です。インプレッション数が伸び悩んでいる場合には、設定しているターゲットを絞りすぎている等の問題が考えられるため見直しが求められます。

クリック率(CTR)


広告が表示されたとしてもクリックしてその先に誘導できなければ意味がありません。クリック率はインプレッション数に対してどれだけクリックされたかを示す数値です。一般的には「クリック率(%)=クリック数÷広告の表示回数(インプレッション数)×100」と計算します。媒体や広告種別、訴求内容によって理想的なCTRは異なるため、事前に基準となるCTRを調べた上での目標設定が必要です。


コンバージョン数(CV)


広告を出すということは「購入」や「会員登録」等の何らかの成果を出す目的があるはずです。コンバージョンとはその求める成果を指し、コンバージョン数とは成果の数を意味します。広告をクリックしたその先で、実際に購入された数や会員登録がなされた数であり、最終的に求められる結果として重要視されます。
例えば、折角広告のインプレッション数やクリック率は目標を達成しているのにコンバージョン数の伸びが弱い…という時には、広告の先のランディングページ(LP)の改善を検討する、もしくは広告で伝えていることとLPにギャップが生まれていないかなどの検討が必要です。



まとめ


今回はSNS広告に関連する用語をご紹介しました。
SNS広告では、求めたい成果(コンバージョン)を明確にした上で適切なSNS媒体と手法を選択することが重要になります。これからSNS広告に関わるという方は今回ご紹介した用語の意味を踏まえた上で、それぞれの成果に結びつけて頂ければと思います。

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