企業事例と実証実験

Case & Experiment

スマホとサイネージが連動!「じゃんけんコンテンツ」開発の裏側

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私達アクアスターは2023年9月に幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2023(以下TGS2023)のビジネスデイに出展致しました。「IPコンテンツに魔法をかける」をテーマにブース全体を設計し、ゲームやアニメに関するイラスト制作実績に加えて、関連するデジタルコンテンツも展示させて頂きました。

スマホをかざすと動き出す絵画や、パンフレットから実績が飛び出すしかけなど様々なコンテンツを展開しましたが、今回はサイネージを使って画面の中にいる魔法使いとじゃんけんができるコンテンツに関してその開発の経緯や裏側をご紹介します。

調査概要

「じゃんけんコンテンツ」とは?




TGS2023で展示されたこの『じゃんけんコンテンツ』は、サイネージに表示された二次元バーコードを読み取り「グー」「チョキ」「パー」のカードから1枚を選んで画面の中の魔法使いとじゃんけん勝負ができる…という内容になっています。全体的なデザインはコンセプトである「魔法」を意識してファンタジーな世界観が特徴です。

開発経緯


初期の企画案では、デジタルコンテンツはスマートフォンを使った2種類のARコンテンツのみの予定でした。しかし検討を重ねる中で「せっかくTGS2023に出展するのであれば、もっと弊社のデジタルコンテンツに興味を持ってもらいたい!」という考えから、急遽サイネージコンテンツも追加することになりました。

アクアスターではこれまで様々なサイネージコンテンツを開発しています。しかし、既存の社内コンテンツでは今回のブーステーマに合った物がなく、スケジュール的にも新しく開発する時間が無いという課題に直面しました。

そこで、既存のシステムを流用しデザインのみをテーマに合わせるという形でこの『じゃんけんコンテンツ』の制作が決定いたしました。



*既存のじゃんけんコンテンツ画面

柔軟な開発


『じゃんけんコンテンツ』はサイネージ側に表示される二次元バーコードを読み込み、スマホ上でサイネージに表示される相手とじゃんけんができるコンテンツになります。その最大の特徴は「サイネージ上の相手1人」対「参加者多数」でじゃんけんが可能な点であり、グループでの参加者でも、お一人での参加者でもブースに来場された多くの方々に楽しんでもらえるコンテンツです。

ただ、先ほどもお伝えように既存コンテンツのデザインは全く違うものでした。静止画などのデザイン差し替えだけでなく、アニメーション演出等も全て差し替える点に最も工数がかかりました。しかし、弊社では社内のエンジニアとデザイナーが企画から制作まで携わっており、デザインの入れ替えも柔軟に行うことができました。

コンテンツの拡張性


 TGS2023で展示した『じゃんけんコンテンツ』はスマホ側では勝ち負けのみが表示される仕様でした。しかし、今後イベントによっては勝敗によって別々の特典画像がダウンロードできる画面を表示させたり、景品などの引き換えページを表示させたりといったスマホ側のカスタマイズも可能です。
また、サイネージ側のデザインを完全に変更してイベントのテーマにそってカスマイズもできます

まとめ


社のデジタルコンテンツは今回の『じゃんけんコンテンツ』に限らず、ほとんどのコンテンツで豊富なカスタマイズが可能です。また、社内にはイラストレーターやデザイナー、エンジニアなどが多数在籍しており、それぞれの人材が企画の段階から綿密な連携を取ることによってお客様に合った適切なカスタマイズが可能となります。

今後もアクアスターのデジタルコンテンツにぜひご期待ください!

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